■生タイプ麺は腹を斬って死ぬべきであr
 
お前ら生タイプ麺好きですか?
私は、あの生タイプ麺独特のph調整の酸っぱさが嫌いで、
あの手のものを食べる時は、3回くらい湯切りして食べるわけですが、
そうすると麺はへにょへにょになって、まったくコシがなくなるという、
風味を取るか、食感を取るかの、
まさにどっちを選んでも死的な理不尽な二択を迫られるわけです。
Die or Dieというか、そいつはとってもノーフューチャーというか。
そんなわけで、エローイは自発的には生タイプ麺を買わないことにしています。
 
が、たまに送られてくるわけです。
賞味期限ギリギリだったり、パッケリニューアルや期間限定落ちといった、
まさに崖っぷち商品のカートン投売りに手を出したうちの家族が、
結局処分しきれなくなって。
 
今回来たのはスパ王たらこ。
スパゲティは麺の食感が味の大部分を占めているだけに、
例の二択もラ王より重く圧し掛かってくるわけです。
 
匂いを飛ばすには、麺をより高温で、長時間加熱する必要がある。
しかし湯切りを増やせば増やすほど、麺は弾力を失っていく…
 
鍋で茹でるしかないやん。
 
天啓が下りました。
イタリア製パスタ鍋を取り出し、大量の湯を張って沸騰させます。
ゴポゴポと沸き上がる鍋の中に、スパ王を放り込むと、
みるみる麺が解けるとともに、保存料の油が剥離していくではありませんか。
箸でかき混ぜながら30秒ほど煮ると、ザルに上げ、渾身の力で湯切り、
素早く隣で暖めていたフライパンに付属のオイルを開け、
弱火で軽く麺に絡めます。
あとはたらこパウダーを絡めて、海苔を振って完成。
 
(゜Д゜)!
(゜Д゜)ウ、ウマー!?
 
麺は確かな弾力を保ったまま、酸味は完全に飛んで、
その味、まるで生麺。
私はついに迷宮の出口へと辿りつきました。
長年の壁であった、生タイプ麺の風味と食感の両立に成功したのです。
 
が、食器を洗いながら冷静に考えると、
そもそも調理器具使わず食べられるのがカップ麺の売りだろとか、
こんだけ手入れるならいつも通り乾麺茹でたらええやんとか、
味はどう考えても乾麺のほうがいいとか、
そもそも乾麺のが安いしゴミも出ないとか、
 
ちっくs
 
生タイプ麺は腹を斬って死ぬべきである!!